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周辺症状
認知症になると必ずみられる症状と、それらの症状がもとで起こる周辺症状に分けられます。周辺症状は必ずみられるわけではありません。周辺症状は人によって個人差があります。
周辺症状として「妄想」があります。
勝手に物事を想像して被害妄想を抱いたり、他人や家族に対して一方的に嫉妬妄想を抱いたりすることがあります。
例えば物がなくなって自分が探せないだけで誰かが自分への嫌がらせのために隠したと思い込みます。
これらの妄想被害や嫉妬は身近な存在である家族に対して起こすことが多いです。
次の症状は「幻覚」です。
幻聴と幻視がありますが認知症では幻視の方が多いです。
他の人に見えないものが見えていることが多く見られます。
「不安」症状。
今までできていたようなことができなくなるため、不安に陥ります。
自分が認知症であるという認識を完全に持つことはありません。
しかしながら物忘れなどの障害を認識することはできるため、焦りや不安を感じるようになります。
「依存」症状。
不安によって自分ひとりではできないと逆に他人に依存することが多くなります。
またひとりでいることに不安を感じて落ち着きが無くなり、家族の後をついてくるといった症状がみられます。
「徘徊」症状。
今までわかっていた道などもわからなくなり、次第に迷子になるようになります。
重症化すれば無目的で歩く徘徊が多くなります。
「攻撃的」症状。
本人の行動を注意すると怒ったり、説明をきちんとしないで着替えさせたり入浴させたりすると怒ったりします。
「抵抗」症状。
介護されることに対して抵抗する人が多いようです。
特に入浴を介助されることに一番抵抗が強いようです。
「抑うつ」症状。
何をするにも意欲がなく、考えることも遅くなるといったうつ状態に似た症状がでます。
「異食」症状。
石鹸やティッシュなど普段口に入れないようなものを入れて食べようとします。
認知症の予防と症状と治療