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心理療法
患者さんごとに認知症の症状も違いがあります。そのためその人に合ったケアをしていくことが認知症治療の上で最も大切なことです。精神的にケアすることと、日常生活をケアすることなど必要となるケア内容も人によって違います。
他にも専門医による心理療法も大切な治療方法です。
精神科の医者や理学療法士などの各種療法士が行います。
治療方法としては、本人の過去の話を聞いて過去を回想させて自分の人生振り返ることで自己認識をさせる「回想法」があります。
他にも赤ちゃんや子どもなどの違う年代の人と触れ合うことで周囲に関心をもたせるように行う「リアリティーオリエンテーション」があります。
音楽が好きな人には音楽療法で、音楽を通じて過去を思い出させます。
動物好きな人には、動物と触れ合うことで周囲への関心をもたせるようにします。
さらにリハビリ治療も認知症の有効な手段です。
脳血管性認知症などの場合、麻痺がでたり運動機能に障害がでたりすることがあります。
そのため体の機能が低下して寝たきりにならないように予防するためにも、リハビリは大切な治療方法なのです。
また体の機能が低下して、自ら活動する機会が減ったり、自発的に何かをしようとする気持ちがなくなったりすることで認知症の症状が進行してしまうことがあります。
この症状進行を防ぐためにもリハビリは大切な治療手段です。
これらの治療方法を全て試せばいいわけではありません。
最初にも言いましたようにその人の症状や環境などに合った方法を選ぶことが大切です。
認知症の予防と症状と治療