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認知症の予防
認知症が発症する危険因子をなくしていくことが、認知症の予防につながります。認知症の大部分を占めるアルツハイマー型と脳血管性の認知症を予防すればほとんどの認知症を予防できることになります。
まず脳血管性認知症についてです。
脳の血管の中で障害が起こることによって引き起こされます。
脳の血管に影響を与える病気としては、脳梗塞や脳出血、くも膜下出血、血栓症や脳塞栓症などがあります。
これらの病気の危険因子として考えられることは、肥満や運動不足、飲酒や喫煙などの生活習慣、塩分摂取などです。
よって適度に運動をして肥満体質を改善して、適度な飲酒、適度な塩分摂取を心がけ、喫煙をやめればいいことになります。
高血圧や高脂血症、糖尿病などの病気の人にも発症しやすいため、これらの病気を治すことが認知症を予防することにつながります。
次にアルツハイマー型認知症についてです。
遺伝因子と環境的因子があります。
環境的因子の一つとして食生活を見ていくと、食習慣として1日1回必ず魚を食べるようにしている人の方が発症率は低いことがわかっています。
野菜や果物の摂取を多くしている人も発症率が低いです。
野菜に含まれるビタミンやカロチンなどの効果によるものです。
ワインも赤ワインに含まれているポリフェノールの影響で週1回ワインを飲む人と全く飲まない人では、飲んでいる人の方が発症率は低いことがわかっています。
適度な運動も発症率を下げる効果があり、週に3回以上運動している人はしていない人に比べて認知症の発症率が半分近くも低くなっています。
これらのことを意識して生活していくと、認知症予防に効果があると思われます。
認知症の予防と症状と治療